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このページはこちらに移転しました 風邪薬 作詞/461スレ21 作曲/COOL METABOLIC(反則) 風邪の薬さ 喩えるならね 思わせぶりな 宵のぬかるみ すがるでもなく 伸べるでもなく 薄茶の壜は じっと冷たく ねえ ふたりこうして ねえ 無言(しじま)の中で あの時 何て言って欲しかったの そればっかり考えてる あの時 そばにいたら変わってたの 浅い夢に苛まれる 風邪の薬さ 喩えるならね 熱の下がった 朝のまどろみ 当てのはずれた ゆるい悔しさ 薄茶の壜は 苦い後味 ねえ 僕は今でも ねえ 君が必要? 心は 何でうまく転がらない 言いあぐねた思い抱え 心は 何て気まま僕を責める ほどけた指思い出して 音源 風邪薬※エラー表示? 風邪薬※
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ハンドメイドロボット・コルウス(はんどめいどろぼっと・こるうす) 身近な人の肩に乗ることを好む 地面に落ちている小さなものを拾い集める癖がある ロボット工房ヴァイスに持ち込むことで、任意の特殊を残り1つ設定することができる L:ハンドメイドロボット・コルウス = { t:名称 = ハンドメイドロボット・コルウス(アイテム) t:要点 = 黒いカラス,50cm,つぶらな瞳 t:周辺環境 = 肩の上 t:評価 = なし t:特殊 = { *ハンドメイドロボット・コルウスのアイテムカテゴリ = ,,,携帯型アイテム。 *ハンドメイドロボット・コルウスの習性1 = ,,,身近な人の肩に乗ることを好む。 *ハンドメイドロボット・コルウスの習性2 = ,,,地面に落ちている小さなものを拾い集める癖がある。 *ハンドメイドロボット・コルウスの改造性 = ,,,ロボット工房ヴァイスに持ち込むことで、任意の特殊を残り1つ設定することができる。 } t:→次のアイドレス = ロボットの記憶(イベント),一緒に遊ぶ(冒険), ロボットにつけたお守り(アイテム) } 保有国一覧 藩国名 入手履歴 保有者 使用履歴 現在所持数 星鋼京 09/07/19:購入 コール・ポー 1 参考資料 尚書省連絡掲示板 No.2344 ロボット工房ヴァイス アイドレスWiki:ハンドメイドロボット・コルウス 上へ 戻る 編集履歴:矢上麗華@土場藩国 (2009/10/13)
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曲Data Lv BPM TOTAL NOTES 平均密度 ★11 335.93-335.93 1111 9.64Notes/s 譜面構成・攻略 譜面画像
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城将 レベル 48-6 49-7 職業 防衛陣 城(本国は合戦中のみ・属国は常時) 構成 名前 職業 レベル 初期付与 使用技 城将 刀侍 48-49 三連撃 四連撃 五連撃 霧散霧消 護衛 守護 一刀流 城将 刀侍 48 三連撃 四連撃 五連撃 霧散霧消 護衛 守護 一刀流 指物持 神 48 ▲ 詠唱の韻・極 子守歌 まどろみの唄 神の加護・参 全体解呪 奪生命力・参 足軽補給隊 薬 48 ▲ 防御呪詛・参 全体治療・弐 蘇生・壱 知恵者 陰 48 ▲ 煉獄 奪付与 小細工無用 旗本 槍侍 45 三連撃 五連撃 金縛りの計 守護 未確認 備考 本国の場合は合戦中のみ各武将の代わりにいる お尋ね+10日 勲功+敵の数×2 ドロップアイテム その他情報 名前 コメント
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第二章 零に戻った旅路 光が収束した。テラスには強い風が吹きつけ、作用した魔術の強さを物語っていた。鏡をかざしていた国王の姿はもはやそこにはなく、側近イシュナードのみがその場に立ち尽くす。 「う…」 うめき声をあげ、瞳を開いたレオナルドは周囲を見渡し、首を数回横に振った。テラスにいたはずの自分が、森の中で倒れていたのだ。瞬間移動の魔術だったのだろうか、と思案をめぐらす。 「おい、だいじょうぶかよ?」 聞き覚えのある声にレオナルドは振り返る。黒いマントがまず、眼に入った。どこかで見たことのある、だが色が違うブーツが、そして、視線が上に行くごとに、やはりどこかで見たことのある服が目に入る。もちろん、それら全て色だけが違った。全てが闇のような黒色なのだ。最後に目に入った姿は、よく覚えている、少年の姿だった。長い黒い髪、赤い瞳。 「ヴァイス―…」 「よかった、意識はあるみたいだな。」 「違うわ。私が回復呪文をかけたからよ。」 「そうだったのか、俺は魔術に疎いからな…迷惑かけるぜ、プリアラ。」 プリアラ、の名にレオナルドはヴァイスの隣へ視線をやる。藍色の髪の落ち着いた女性の姿が見えた。しかし、ヴァイスにしてもプリアラにしても、違う。あの旅をしていた姿では、ない。ヴァイスはまず、服も違っているし、耳が見えない。彼はハーフエルフだったのだから、耳が尖っている筈だ。そしてプリアラもまた、ヤミネコなのだから、人の姿をとっていても耳は猫のままのはずだ。だが、その耳も見えない。 それにしても、ヴァイスの言葉が気になった。『魔術に疎い』とはどういうことだろうか。先の旅で、彼はあふれる才能と、英知とで魔術を操り、彼らの旅を助けてくれたはずだ。 「あんた、名前は?」 「何言ってるんですか!レオンですよ!そんな他人みたいに…」 「他人じゃない。それにあなたね、こんな見てくれでも、この方は一応王子なの。敬ってあげてくれないかしら?」 「…あのなあ。」 「ええっ?」 「ええって、お前よ…俺の名前をつぶやいたじゃねえか。ミルディアン王国第二王子、ヴァイス…確かに俺だが?」 「?!えぇっ…ええぇ?!」 「あらら、混乱しているみたいね。」 「そんな?!君は、神官じゃ…?」 「俺みたいなのが神官?!ははっ、笑わせるぜ。こんな信仰心の薄い神官がいてたまるかってんだ。」 混乱が深まる。ヴァイスが、王子?なぜ、とレオナルドは考えるが全く見当も付かない。その様子を察してか、ヴァイスが声をかけた。 「なんか、ワケありみたいだな。…レオンとかいったか?近くの村まで一緒に行こうぜ。俺でよかったら力になるよ。」 「ちょっと、王子!もたもたしていていいの?カーム様に先を越させるわよ。」 「だーいじょうぶ。あいつは自信家だけど、実力なんてねぇからな!」 ヴァイスとプリアラに導かれ、レオナルドは歩き出す。暫く二人の後姿を見ていたが、ここでレオナルドははっと気が付いた。 「あ、あれぇ?!」 「?どうした。」 「い、いいえ…」 自分の姿を見て、驚愕の声を上げてしまったのだ。白い神官の服を着ている。ここで、ようやく気が付いた。自分はヴァイスと立場が全く逆になっているのだ。その証拠にヴァイスは剣を持つ王子と名乗っているし、自分は杖を持っている。 「どうなっているんでしょう…」 軽いめまいを覚えつつ、レオナルドは二人の後を追うのだった。
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「う・・うぅん」 浅い浅い眠りから目をさます・・・・・・・。 頭が・・まだはっきりしないわ・・・ね。 まどろみのなか、心地よい感覚が続いていく。 自分の形がぼやけて、いてなにもはっきりととらえられない。 けれど落ち着く感覚。 ・・・なえぎ君?・・・・ ふとその言葉が頭に浮かび、それから意識は覚醒しだした。 ゆっくりと、頭に血が回ってくる。 気がつくと私は、ベッドで眠っていた。 といっても、今は夜ではない。捜査の途中で疲れて、 苗木君の部屋で少し話をしていたらそのまま・・・・。 そうか。ここは、 ここは、苗木君の部屋だ。 家具や物が少なく殺風景な部屋。もっとも、この学園では誰の部屋でも同じようなものだろう。 部屋で喋る時にと食堂から持ってきたティーカップが唯一人の温かみを感じさせる。 記憶では寝る前まで一緒にしゃべっていたはずなのに、部屋の主は不在だった。 どこかに出かけるなら起こしてくれればいいじゃない。 なんとなく不満に思いながら、私は再びベッドに身を倒した。 なんといっても、疲れているのだ。 苗木君と話をしていて、そのまま寝入ってしまうなんて。 そんな事は今まで一度もなかった。 このベッドが異常に落ち着くのがその原因かもしれないけれど。 などと独り言を言いながら。 ぼふっ 枕に顔を埋める。うん。いい。 落ち着く。苗木君の匂いがする。 このままじゃスカートに皺がつくと考えて、もう手遅れな事を思い出した。 どうせなら二度寝してしまおう。 それにしても、苗木君の匂いがするから落ち着くなんて、私ちょっと変態なんじゃないかしら。 もう頭が回らない。また、まどろみの中に落ちていく・・・・・zz。 部屋に戻ると霧切さんは、もう起きていた。よかった。 霧切さんの寝ている姿。特にスカートが乱れているあたりが気になって、 男としての本能がガンガン刺激され、このまま同じ部屋にいちゃヤバイと思って、抜け出した僕としては、なんとか危ないところを乗り切ったって事だ。 まぁ、ああいう無防備な姿を見られる機会もあまり無いだろうから。せっかくだからもっと堪能しておけば良かったかな、なんて今だからこそ考える。 「良く眠れた?」 「おかげさまでね。ありがとう苗木君。急に寝てしまってゴメンなさい。」 それだけ告げて霧切さんは、そっけ無く帰ってしまった。 でも顔がものすごく赤かったあたり、きっと寝てる姿を見られて恥ずかしく思っているんだろう。 僕は、さっきまで霧切さんの寝ていたベッドに寝転んだ。なんだか、これはこれで緊張するなぁ。思わずつぶやく。 ほんの少しだけ残っている気がする体温とか、少し乱れたシーツとか。 あっ・・それに・・・・霧切さんの匂いがする。
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「よっ、おはようさん」 「おはようございますジルグさん」 ジルグの朝は六課の他の隊員と大して変わらない。 たまに気まぐれでスターズの二人の朝錬に顔を出すこともあるが 本当に時々のことである。 基本的に目覚ましは必要としていない。 元々軍人だったので、自分で睡眠時間のコントロールくらいはできるのだ。 ベッドから起き上がり、部屋を出て洗面所へ向かうジルグ。 大抵この時間にはヴァイスとエリオがいる。 もっとも六課における男性陣の比率はかなり少ないため 顔を合わせる面子は大体同じようになるのは仕方がない。 「ああ、おはよう」 ジルグも二人に挨拶を返す。 顔を洗い食堂へ向かう。 最近ジルグはヴァイスと共に朝食をとることが多い。 もっとも別にジルグが望んでそうしているというわけではなく、 年が近いというのもあって親近感を抱いているらしいヴァイスがジルグと同じテーブルに着く、といった感じだ。 男性が少ないというのもあって、ちょうどいい話し相手ができたと思っているのだろう。 ジルグの方も特にヴァイスを嫌っているわけではない。 ヴァイスは基本的に気さくな性格であり、だからといってデリカシーがないわけでもない。 ジルグとしては変に気を使ってきたりズケズケと他人の懐に踏み込んでくるわけでもなく 適度な距離を把握して接してくるヴァイスは 話していて不快な相手ではないので別にこの状況を嫌う理由はないのだ。 最近の訓練の話や世間のニュースなど、差し障りない話題を話しながら朝食を取る。 そして今までも、いや、最近は特に頻度が多いのだがジルグとしては避けたい相手がやってきた。 「おはよう、ジルグさん、ヴァイス君。ここ空いてるよね?」 笑顔の高町なのはがトレイを手にジルグの隣の席を指差す。 「え? ええ空い「空いてない」」 まただよ……。 ヴァイスがそう言いたげな顔をジルグに向ける。 「うん、空いてるよね」 そう言って椅子に座るなのは。 「そういえばジルグさん、昨日の訓「ヴァイス、確か今日は10時からヘリの定期メンテナンスだったな?」」 「あ、ああ……」 「エルテーミスのデータ見せてもら「なら見学させてもらう、興味があるからな」」 「そ、そりゃ構わないけどな……」 「ジルグさん……ちょっとお話し「ごちそうさま、ではヴァイス、後で寄らせてもらう」」 「お、おう……」 「………」 笑顔で話題を振ろうとしてくるなのはを笑顔のまま無視しつつヴァイスに話題を振り そしてさっさと朝食を食べ終わって席を立つジルグ。 そしてなのはに声を掛ける。 「ではなのは教官殿、ごゆっくり」 去ってゆくジルグを固まった笑顔のまま見送るなのは。 そのテーブルだけ明らかに雰囲気が違う。 (誰か来てくれー!!) 食堂にいるなのは以外の全員に向かって念話を送るヴァイス。 だが、わざわざ地雷原の中に飛び込む人間などいようはずもない。 「あ、あのっ! ここいいですかっ!?」 そんなヴァイスに救世主が現れる。 この状況を見るに見かねたエリオがあえてヴァイスの隣に腰を下ろしたのだ。 (エリオ……お前は『とも』だ……ただの友じゃなくて心の友と書いて『ともだ』!!) エリオに感謝の念を送るヴァイスになのはが話しかけてくる。 「ねー、ヴァイス君?」 「はっ、はひっ!?」 「なんでジルグさんてわたしとはお話してくれないのかな?」 顔は笑っているが目が笑っていない。 「い、いやー。き、きっと照れてるんですよ! ほ、ほら! なのはさんて有名人だし美人だし! アハハハハ……」 「そっかー。でも何回話しかけても無視するのは何でだろ?」 「い、いやそれは……あ、あははははは……」 これはもはや拷問だ。 援軍に来てくれたエリオも完全に雰囲気に飲まれて固まっているし、 周りの人間は皆見てみぬ振りだ。 「しかたないなー、じゃあ明日も来るからね?」 自分の朝食を食べ終わったなのはがそう言って立ち上がり去ってゆく。 「た、助かった……って明日も来るんですか……」 別に自分はジルグにもなのはにも含むところがあるわけではない。 だがこれからも毎日のようにこんな目にあうのは勘弁してほしい、とヴァイスは心の底から思った。 食堂を出たジルグはシャーリーの研究室へ向かっていた。 昨日アップデートのために預けたエルテーミスを受け取るためだ。 ノックをすると「どうぞー」とシャーリーの声が返ってくる。 「どんな感じだ?」 部屋に入ったジルグはエルテーミスの調整状況をシャーリーに尋ねる。 「これまでの稼働状況をまとめて最適化するのに少し時間がかかっちゃったわ。 まぁ予定時間の範囲内だったけど」 そう言うとシャーリーはエルテーミスのデータをコンソロールパネルに表示する。 「出力リミッターはもうちょっと上げても問題なさそうだったから跳躍補正デバイスの限界出力を10%アップ。 肩部の姿勢制御デバイスを8%、脚部を15%、それぞれこれまでに比べて上げてみたわ。 思考反応速度はこれまでと変わらないから扱い方の感覚はそこまで変わらないと思うけど 出力の幅が増えた分ピーキーになってるから気をつけてね」 シャーリーの説明に頷くジルグ。 「了解だ、しかし今更だがこういう作業を簡単にできるというのはいい事だな」 ジルグのいた世界にはもちろんコンピューターなど存在していない。 ゴゥレムの製作はもとより、 たとえばジルグが乗っていたエルテーミスの跳躍補正装置の出力を調整するための 空圧射出弁の調整なども手作業で行ったうえで実際に動かして確認しなければならない。 だがこの世界ではデバイスの調整は全てデータ上で行えるし、 動作に関してもシミュレーションである程度の確認ができる。 もちろん最後は使用する人間が確認をしなければならないが 効率でも安全上においても技術の差というものをジルグは痛感していた。 「要望どおり肩部に対して脚部の出力をかなり増してあるけどこれでよかったのかしら?」 「ああ、肩部は基本的に姿勢の制御にしか使わないが脚部のほうは攻撃にも使用するからな」 エルテーミスは5つのデバイスが全て独立しているため 出力リミッターのバランスには細心の注意を払う必要がある。 低出力で扱う分には問題ないが、高出力で動作させた際にリミッターのバランスが取れていないと 使用者の予期しない動作を起こす可能性があるからだ。 インテリジェンドデバイスならば使用者に合わせて自動的に性能を変化させてくれるが エルテーミスはストレージデバイスであるため、技術者と使用者で設定を調整する必要がある。 そういうわけなので動作の慣らしは低出力から行うことになっており 現状でエルテーミスの出力はカタログスペックの最大性能に対してせいぜい5,60%というところだった。 ただ、元々エルテーミスは前例の無いデバイスということもあり、 リミッターをかけながら調整しつつ使用することが前提だったので 限界性能に関してはジルグの魔力を考慮してもかなりのオーバースペックで製作されている。 100%の出力を使用できるかはジルグの魔力を持ってしても実際のところ不明である。 とはいえ初期に設定されていた20%前後の出力に比べれば大分性能を引き出せてきているのは確かなので このまま調整と慣らしを続けていけば、 いずれ近いうちに完全にリミッターを外して100%の出力を可能にしても問題はないだろう、 とシャーリーとジルグは考えている。 「では明後日の訓練から試させてもらうとするか」 「あら、今日はサボり?」 シャーリーの皮肉に涼しい顔で「ああ」と答えるジルグ。 「今日はヘリの定期メンテナンスがあるだろう?」 「ああ、そういえばそうね。ヘリに興味があるの?」 「ヘリだけ、という訳ではないな。自分の世界に存在しなかったもの関しては興味がある」 「そういうことね、でも訓練に出ないとなのはさんが怒るんじゃないかしら?」 「朝食のときに『お話ししておいた』からな、特に問題はないだろう」 悪戯っぽく笑うと待機状態のエルテーミスを首に掛け、ジルグは研究室を出て行った。 「よぉ、来たか」 「ああ、これからか?」 ヘリの倉庫に現れたジルグにヴァイスが声を掛ける。 「今準備が終わってこれから始めるとこだ」 あたりには無数の工具が準備され、 メンテナンス用のパソコンをもってデータのチェックをする整備員や パーツ取り外し用のクレーンの運転席に座っているオペレーターが見える。 「見物に来ただけだから気にしないでやってくれ」 「ああ、だけどどうせ来たんなら人手が足りない時は手伝ってもらうぜ?」 「それは構わない」 ジルグの言葉にニヤっと笑うと整備の指揮を始めるヴァイス。 そしてその様子を興味深く眺めるジルグ。 しばらくするとヴァイスがジルグを手招きする。 「すまん、ちょっとここでこの計器を見ててくれ」 「ああ、見てるだけか?」 「いや、これから俺が下に行ってそっちに声を掛けるから、数値を読み取ってこの用紙に記入していってくれ」 「わかった」 ヴァイスがその場を離れ、ヘリの下部にもぐりこむ。 そして数秒後、ヘリに隠れたヴァイスからジルグに声が掛けられる。 「動かすぞー!」 ジルグの目の前の計器の針が振れ、そして一定の場所で静止する。 それを書きとめるジルグ。 それが数回繰り返され、ヴァイスが戻ってくる。 「すまん、助かった」 「いや、ところで今のはなんのチェックだ?」 「ああ、今のは────」 「なるほど……ね」 そんな様子が続き、その一日は終わりを告げた。 「悪かったな。結構手伝ってもらっちまった」 「いや、かまわない。こっちも色々と参考になるところがあった」 なんだかんだでこの手の作業はいざ始まると人手が足りなくなるものだ。 専門的な知識を持っているわけではないので常時というわけではないが ジルグもかなりの時間をヘリの整備に費やすことになった。 とはいえ、本人としては面白い体験ができたのでさして気にしてはいない。 「そういやさ……」 「なんだ?」 「朝のアレだけどさ、勘弁してくれよ。あの後ずっと心臓を手でつかまれてるみたいだったぜ」 「それは悪かった」 口では謝っているが顔は全く悪びれていない。 この男は万事この調子だ。 「明日も来るって言ってたぜ?」 「そうか、なら明日は別の場所で朝食をとることにするか」 「別の場所?」 はて、六課内に他に食事ができる場所はあっただろうか? 居酒屋は夕方から早朝までだ。 「明日は休みだからな」 「ああ、そう言うことか」 ジルグの言葉にヴァイスは納得する。 部隊の性質上一斉に休みを取るということは無いが、当然職員には休日がある。 「明後日も来るかもしれないぞ」 「それならその時に考える」 そう言ってジルグは笑うと自分の部屋に戻っていった。 「でも、それって根本的な解決になってないよな」 そう呟いたヴァイスも自室へと足を向けるのだった。 前へ 次へ
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魔獣ステータス 名前 性別 種族 属性 特殊能力 忠実さ 物攻 物防 魔攻 魔防 精密さ 機動力 備考 魔獣案原文
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名称:(必殺)朝焼の翠光・ウトレニャの妖精 レアリティ:☆3 属性 木 一覧番号 2705 入手先 入手先1:入手先2:入手先3: レベル HP 攻撃力 治癒力 コスト 売却価格 ??? 進化必要素材 進化先 必殺技:まどろみオーロラベール 必要ターン数 20(10) 効果(Lv1) 1、パワーカプセル3消費。発動したターン、4thリールの木属性を強化して、12倍にする。2、3ターンの間、25%の確率でベルが成立する抽選を行う。 効果(Max) 1、パワーカプセル1消費。発動したターン、4thリールの木属性を強化して、34倍にする。2、8ターンの間、55%の確率でベルが成立する抽選を行う。 リーダースキル:
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…何が聖地なものか。 空から降り積もる冬の使者―もっともこの地はいつも冬であるが―を忌々しげに取り払うと、漆黒のマントを深々とかぶった少年は立ち止まった足を再び前へと動かした。風はない。ただ静かに雪が降るのみである。それでも、限りなく真北に近いこの場所の夜の冷え込みは命を奪うような激しさである。もうすでに陽は傾いているのだから、命が惜しければ屋内にひっこむより他はない。 少年はマントから右手を出し、小さく聖なる印をきった。 すると、天より螺旋状の階段が降りてくる。淡く光るそれは、地上の物質のようには思えない。事実、魔法で作られたものである。その階段に足をかけると、溜息をひとつついて黒いマントの少年は天へ向かって昇って行った。 「そ…総司祭様っ!今までどちらに…!」 「ん…?遊びに行ってた。」 マントに付着した雪を払い落しながら、駆け寄ってきた僧侶の一人を軽くあしらう。マントが取り払われると現われたのは、黒髪、赤眼の少年―ヴァイスだった。 心底笑っているわけではないことがありありとわかる笑みに、僧侶は困った表情をしている。 「ベルクはどこにいる?」 「ベルクさんでしたら、今は自室にいらっしゃるかと。」 「あ、そ。ゴメン聞いてみただけ。ていうかさぁ、総司祭って呼ばないでくんねぇかな。俺は蹴った筈だぜ?いいかー?神の前に人は平等。わかる?わからないなら教えてやる。いいか。ここに豆粒あるだろ。どっちが大きい?」 「そ…そう言われましても私には…」 困り果てた表情がありありとわかる僧侶に、ヴァイスは今度は心から笑みを向ける。そして魔法で天秤を取り出すと、豆を乗せて見せた。 「そう。わからねぇな。だけどな、天秤に乗せると、おっとこっちに少し傾いた。こんなもんなんだぜ。見てねえよ、階級だとか、徳だとかよ。」 「ヴァイス様!それは…」 「あーあー、悪かったよ。だけどわかっただろ?俺みたいなのはそんな大層なモンには向かねーし、シンボルがどうしてもほしいならもっとふさわしい人がいるだろ。ルミネ司祭とかな。」 ひらひらと手を振ってそのまま廊下を歩いていく。 サガルマータに到達してから地元、聖地ガンダーラに戻ってきた時に元総司祭が突如、世代交代!とヴァイスに言い放った。それを断ったはずだが、もうすでに神殿内ではヴァイスが総司祭という肩書を持つ存在となっているらしい。 空中に浮かぶ神殿のガラス張り廊下の向こうには少し下に雲が見え、上空には満点の星空が見える。たしかに、この美しい景色を聖地と呼ぶ者は多いに決まっている。無論、神に祈りをささげるには申し分がない。 だが、それにしても。 「俺、こういうのキライなんだけどなー…」 その気になれば、祈りを捧げるくらいどこでもできる。信じるものがあれば経典もいらない。いや、信じるための経典であって、それだけにすがりたいわけでもない。ヴァイスは存在するすべての宗教の経典に眼を通してきた。その中で、自分の信じることに最も近かったのがこの宗教だし、恩師もこの宗教の司祭だった。だが、それ以上はない。矛盾点を突けばいくらでもあげられるし、他の宗教に納得したことも多くある。だから、これだけを全てに生きる気は全くなかった。 それ以上に、信仰心に忠実に生きるとしたら、自分は存在してはいけないが、自殺も許されない、どうにもうまくいかなくなってしまう。 「お?」 廊下の向こう側に顔見知りの姿を見つけた。ヴァイスは駆け寄っていく。 「おーッス!」 「ん?お、おお!お久しぶりですねえ。」 赤い髪、どこの貴公子かと見まがうほどの容姿端麗さは聖職者にするのが惜しいほどである。しかし、どこか自信の見え隠れする表情をしていた。 「おい、お前の噂聞いちゃったよ俺!」 「ん?私に関する噂ですか?んー、思い当たる節が多すぎますねえ。」 「ダウンバルトの町の明らかに酒屋の女の子たちと思われる子たちがさー『シンちゃんって、本名のあだ名かと思ったら神父様のシンちゃんだったのねー』って。コラテメっ、何女の子ナンパしてんだよ。」 「おや人聞きの悪い。私は世界中の女性に愛の説教を」 「いや、ほめてんの。お前みたいなのがいるから楽しいんだよ。」 「ヴァイスが物わかりのよい人でよかったですよ。」 それでは、と言って立ち去る僧侶の後ろ姿をみて、ヴァイスはゲラゲラと笑う。 ここは聖地なんかじゃない。信じることが同じ者が肩よせあって生きる場所なだけ。町や村となんら変わりない。 それなら。 それなら、ここを故郷として考えたって悪くない筈だ。 小さく笑うと、ヴァイスはまたマントをはおった。 帰ってきたときにすぐ話しかけてきた僧侶が、ベルクを連れてヴァイスの目の前に現れる。 「ヴァイス様!またお出かけなのですか。」 「ああ。遊びに行ってくる。」 「あぁぁあぁあダダダッダダダダダダダダメです!俺、知ってるんですよ!ヴァイス様は俺がいないと寂しくて泣きながらハイウェイカっとばしてるの!」 「そりゃお前だろ。爆音がうるせぇって苦情きてんだぞ。わぁったわぁった、お前もつれてってやるからさー。」 ベルクを肩に乗せて、再びヴァイスは旅に出た。 なんてことはない、(たぶん)ヴァイスの日常